研究開発失敗のズッコケ効果音、政府主導で開発へ

経済産業省は巨費を投じて行われた技術や製品の開発が失敗に終わった場合に使用するズッコケ効果音を、行政主導で開発する方針を固めた。開発失敗が投資マインドに過大な影響を及ぼすのを未然に防ぎ、積極的な研究開発投資を維持するのが目的だ。

70年代から80年代にかけて国内のメーカーが行った研究開発は、その一部が商品に生かされて利益を生み出し、失敗したものも含めても全体で収益性を維持していた。しかし、90年代以降は産業技術が高度化するにつれて研究開発の費用も急増し、一方でアジア諸国との競争も激化した結果、投じた資金の回収が困難になっている。韓国メーカーとの競争に敗れた半導体や液晶の研究開発が典型例だ。

このため経産省では、2013年度予算でまず10億円を調査費として計上。3年程度の時間をかけて「ホンワワホンワワホンワァワァワァーン」などの高性能ズッコケ効果音を開発して、開発プロジェクトの失敗が確定した瞬間に活用、企業が受ける心理的なショックを最小限に抑えるとともに、早期の気分転換で新たな方向での研究開発投資を促す考え。

最近ではパナソニックが、国内企業としては唯一続けてきたプラズマテレビの生産と販売から撤退することを記者会見で発表したものの、準備していたズッコケ効果音は仏具による「チーン」だけで、会場は通夜のような雰囲気に包まれた。アナリストからは「チーンが対応できるのは10万円程度の損失まで。せめて一斗缶の山を崩してドンガラガッタドンガラガッタくらいは響かせて欲しかった」との批判的な声も出ている。

このほか、期待が高まっているメタンハイドレートについても、メタンガスの生産が実現すれば日本経済にもたらす利益は計り知れないものの、環境汚染を招かないか、安定した生産が可能かどうかなど未知の部分がまだまだ残っている。経産省は試掘と並行して「ホンファカファー、ホンファカファー、ドンドンガラガラドンンガラガッタ、ファーファ、ブォォォォゴンゴンガラガドンゴロゴンド」など、1兆円規模の浪費を想定した巨大ズッコケ効果音の開発を進めたいとしている。

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