パイロット急死、乗客が操縦し着陸

 アメリカのフロリダ州で14日、小型飛行機を操縦していたパイロットが急死したが、乗客4人のうち1人が管制塔からの指示に従って無事に飛行機を着陸させた。乗客にケガはなかった。

 現地のマスメディアが伝えたところによると、乗客から無線で通報を受けた管制塔はすぐに機上で体力検査と視力検査を行うよう指示。合格した1人が操縦士候補に選ばれ、無線を通じて航空力学、エンジン・機体構造、航空関連法規、気象学などの集中講義が行われた。ほかの乗客がノートへの記入を手伝ったり、肩をもんだりして協力したこともあり、学科試験では辛うじて合格点を獲得した。

 その後、地上から教官が双眼鏡で見守るなか実地訓練が行われ、上昇、下降、旋回、タッチ・アンド・ゴー、宙返りなどの技術を取得した。実技試験でも見事合格。晴れてパイロットとして認められた乗客が操縦桿を握り、無事に着陸した。

 この乗客は「実技は思ったより簡単だったが、航空力学の講義がとても難しかった。テストであと4点足りなければ、パイロットの資格が取れないまま我々全員が死んでいたはず」と語り、胸をなでおろした。

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