Yシャツの透過性基準を策定へ

 アパレルメーカーや紳士服量販店などで作る日本Yシャツ協議会は、Yシャツが透けて個人情報が漏えいする事件が相次いでいることに対応し、今年夏をめどに白いYシャツの透過性について業界ルールをまとめることを決めた。

 この問題については、法務大臣の諮問機関である人権擁護推進審議会委員が先月、「Yシャツの下に何を着ているかは重要な個人情報であり、ランニングや派手な柄のTシャツを中に着ていることを職場で若い部下に嘲笑されるのは、人権侵害にあたる」との中間報告をまとめており、業界の出方が注目されていた。

 業界ルール策定に先立ち、近くメーカー各社からは透過性を下げたYシャツが発売される見通し。「低透過性」のYシャツは生地の裏側に、税務署から届く封筒に似たランダムな模様が印刷され、「無透過性」の商品については、裏側に金属箔が貼り付けられることになりそうだ。

 Yシャツ業界の動きを歓迎するのは、地方公務員の島原和夫さん(52)。

 「3年前、家内が海外旅行でおみやげに買ってきた『我愛香港』のロゴ入りTシャツを肌着代わりに来て出勤したときの屈辱は一生忘れない。透過性の低いYシャツさえあれば、この連休に妻が買ってくるはずのインドの象の神様Tシャツでも不安なく出勤できそうだ」

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