はやぶさカプセルから「饐えた臭い」を検出

 小惑星探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰った回収カプセルの中から、かすかに饐えた臭いが検出されていたことがわかった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、地球由来のものかどうか確認を急いでいる。

 関係者によれば、カプセル内部から外に漏れ出た臭いは、よく晴れた夏の土曜日の朝、産業廃棄物処理業者のトラックが到着する直前の地球上の歓楽街に漂う、なんとも言えない空気によく似ているという。はやぶさは約5年にわたり宇宙空間を飛行しており、その間も臭いがカプセル内部に残っていたとすれば、イトカワが濃厚な臭いを発しているのは確実。はやぶさを見舞った数々の技術的なトラブルにも、臭いが影響していた可能性がある。

 これまでに太陽系の天体についてはさまざまな角度から詳しい分析が行われてきたが、臭いについての研究は手付かずの状態。世界の専門家の間では、今回の検出を画期的な高く評価する声が広がっている。このほか米の生活用品大手P&Gが設立したファブリーズ財団は、JAXAが計画する「はやぶさ2」に5000万ドルを拠出し、部材の無償提供も惜しまないと発表。先行きが危ぶまれていたプロジェクト継続のメドが立った。

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