子猫取調べの可視化を提唱

 日本弁護士連合会は、迷子の子猫ちゃんに対する事情聴取や取り調べの様子をDVDで録画する制度を早急に整えるべきとの意見書を、近く警察庁に提出する。取調べの可視化は人間の被疑者についても限定的にしか導入されておらず、警察庁は対応に苦慮しそうだ。

 迷子の子猫ちゃんは、犬のおまわりさんに現住所や姓名を尋ねられたさい、「ニャンニャンニャニャン」と無意味な供述を繰り返すことが多い。刑事訴訟法の専門家の間では、これは日本国憲法第38条第1項が規定した黙秘権の行使に当たるとの学説が有力だが、子猫ちゃんの態度に業を煮やした犬のおまわりさんが「ワンワンワワン、ワンワンワワン」と吼えるなど、恫喝ともとれる行動に出た事例が、過去に何度も明るみに出ていた。

 日弁連では、警察が猫じゃらしやマタタビ、ぜんまい式ネズミで子猫ちゃんの自白を誘導するおそれもあるとみており、冤罪を未然に防ぐにはDVDで事情聴取や取り調べを記録する必要があると主張している。日弁連の意見書には、いたいけな迷い猫の表情やしぐさを満載したこのDVDを「取調室のニャンコたち」として外販すべきとの主張も盛り込まれた。

 警察庁の関係者は迷子の子猫ちゃんについて「猫をかぶっているだけ。近所の魚盗難事件に絡んでいることも多く、今後は目撃者の証言を丹念に集めて容疑を固めたい」と語るが、カラスやスズメといった目撃者から任意で事情を聞いても「わからない」との供述しか得られないことが多く、子猫ちゃんの犯行を立証するのは極めて困難だ。

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