霊感占い師が不正アクセス?

 全国で50人以上の霊感占い師が、個人情報への不正アクセスの容疑で警察から任意で事情を聞かれていたことがわかった。警察庁ではこれらの霊感占い師が、相談者の生年月日を手がかりに、かつて飼っていたペット、初恋の人の名前、昔の電話番号などを予測し、これをもとにメールやインターネットバンキングのパスワードを取得していた可能性もあるとみている。

 霊感占い師についての確かな資料は存在しないが、全国で数千人が活動しているとみられ、「霊感占い師」のほか「人生鑑定人」「ライフアナリスト」などのさまざまな肩書きで、相談者の疑問に答えたり、アドバイスを行っている。多くの霊感占い師は相談者の氏名、生年月日といった基礎的な情報だけを手がかりに、頭の中で相談者のこれまでの人生を思い浮かべることができ、トラウマがある場合には相談者の性格や行動がどのような影響を受けているのかを指摘。幸せになるための注意点などをアドバイスしている。そのなかには、相談者本人が知らなかったこと、本人でもすでに忘れてしまっているものも多い。

 警察庁では、霊感占い師が何らかの方法で相談者の頭の中にログインし、脳内の記憶を読み取っているのは明らかであり、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」に抵触する疑いが濃いと判断。悪質なケースについては立件するよう全国の都道府県警に通達した。

 霊感占い師たちは、超自然的な能力を不正行為に利用したことはないと反発を強めているが、サービス内容の一部見直しを迫られるのは必至。一部のIT系霊感占い師のなかには、「どうしても思い出せない管理者パスワードの復活サービス」を自粛するところもあらわれはじめた。

カテゴリー: IT パーマリンク