イラク、日本から偽装技術を取得か

 米CIAの調べで、イラクが核ミサイルなどの大量破壊兵器を偵察衛星から隠すため、日本の自衛隊がもつ高度な偽装技術を取得しようとしていることがわかった。この技術が活用されれば、国連による査察を妨げるとして、近くラムズフェルド国防長官が緊急来日、石破防衛庁長官に機密保持の徹底を強く求める見通しだ。

 軍事筋によれば、この偽装技術は、核ミサイルをはじめとする兵器を完全にカモフラージュできるだけでなく、材料費がほとんどかからない、毎年外観をかえることができる、などの特徴がある。米国はイラク攻撃の前に、パウエル国務長官が国連安保理で公開した以上の「決定的」な証拠写真を国際社会に示す必要があり、偽装技術の軍事的な影響は「計り知れない」(米統合参謀本部)という。

 偽装に使われる素材は雪。自衛隊では有事に備えて約50年前から雪で兵器は研究施設を覆い尽くす研究を進めており、すでに大きさ、表現力ともに世界最高の水準に達している。イラクの平地部分は平均気温が40度を超える高温地帯だが、北部の山岳地帯には雪が積もることから、年間を通して大量の偽装素材を確保することが可能だ。

 自衛隊はこれまで、地対空ミサイル、レーダーサイト、戦闘機用格納庫を雪の内部に隠した実績がある。偵察衛星から撮影しても、それぞれドラえもん、大阪城、アラレちゃんにしか見えないという。長年にわたる研究の結果、現在では至近距離から撮影しようとしたスパイが、思わずこれらの軍事施設を背景にピースサインで写真のなかに収まってしまうほどの出来栄えといわれる。

 米国防総省はイラクが偽装技術を取得するのを防ぐと同時に、イラクが技術を取得した場合に備えて、偽装された武器や軍事施設を確実に破壊するための研究を進める方針。防衛庁は北海道庁に対し、雪祭り終了後の雪像取り壊し作業に米軍が巡航ミサイルで協力すると伝えた模様だ。

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