ネット発注、警察にも広がり

 電機、コンピュータ大手を中心に、従来はファクシミリや電話で行われていた原材料・部品の発注をインターネット経由に切り替える動きが広がっているが、警察庁の調べで、全国の警察署の45%がカツ丼の注文をインターネットで行っていることが明らかになった。

 警視庁新宿署では昨年4月から取り調べ室にパソコンを設置、刑事がマウスで注文するしくみを導入した。当初は「デカが使うのは黒電話だけ」と導入に反対していたベテラン刑事も、「インターネットならカツ丼と親子丼を間違えて、容疑者の態度を硬化させてしまうおそれがない」と、ネット注文の利点を認めている。

 このほか、いつもインターネットを通じて社会と接している若い容疑者の場合、刑事に「まあ、カツ丼でも食べなさい」と言われるよりも、「まあ、ネット注文したカツ丼でもたべなさい」と言われたほうが、犯行を認める供述を開始する可能性が高いという。

 今年夏までには、ソフトウェア会社と協力して取り調べの様子をリアルタイムでネット中継する計画だ。「食堂の調理師が、そろそろヤマ場かと判断した時点で調理を開始できるため、容疑者がカツ丼が食べたいと言い出す直前にカツ丼が届く。蓋を空けた瞬間わき上がる湯気が事件解決の決め手になるはず」(名賀芳宣署長)

 ただし、地方の警察署では付近に食堂が少ないために、注文情報の掲示からカツ丼が届けられるまでに45分から1時間がかかることもある。容疑者側からは「寒い冬はともかく、揚げ物の腐敗が進みやすい夏場はネット注文の安全管理に充分配慮してほしい」といった声が上がっている。

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