食パンくわえて衝突事故防止

東京農工大の研究者グループが、世界で初めて衝突防止食パンの開発に成功したと発表した。 統計によれば、食パンをくわえながら走る女子が他の歩行者と衝突する危険性は、何もくわえていない女子の2倍以上。衝突防止装置が食パンの安全性向上につながるかどうかが関心を集めている。

東京農工大の原田多枝子教授らのグループはまずミリ波を活用した自動車用衝突防止装置を小型化、これをパン生地で包み込んでオーブンで焼き上げてからスライスする技術を開発した。焼き上がった衝突防止パンにはジャム、バター、マーガリンのほか、練乳を塗ってから口にくわえて走ることができる。

これまでのべ2万キロにわたって行われた走行実験では、233回にわたって衝突防止システムが作動したが、衝突事故に至った事例はまったくなかった。走行中に食パンと装置を食べきってしまい、衝突が発生した事例は3件あった。

自動車用衝突防止装置をベースに開発したため、いまのところ防止できるのは静止している車両、建物、歩行者との衝突に限定されている。曲がり角から飛び出してくる男子との衝突を防ぐ新技術の確立は今後の課題。衝突をきっかけに軽トラと入れ替わってしまったアイデンティティの回復については、まったく実現のメドが立っていないのが現状だという。

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