敦賀原発に機動隊投入、活断層排除

警察庁は14日、日本原電からの告訴に基づき、敦賀原発2号機に機動隊を投入して活断層の排除に乗り出した。成功すれば、廃炉の公算が強まっていた敦賀2号機は再稼働に向けて前進しそうだ。

日本原電は、敦賀2号機の建設前に行った地質検査では活断層が確認されておらず、操業開始後、原子力基本法に違反して密かに原子炉の下に侵入したものだと主張している。同社は活断層の発見以来、連日拡声器を使って速やかに敷地外に退去するよう呼びかけてきたが、活断層が居座り続けていることから告訴に踏み切った。

14日朝には断層の両側から機動隊員がアルミ製の盾2枚で活断層を挟み込んで持ち上げ、次々とトラックの荷台に載せて原発の敷地外に連行した。これまでに強制排除されたのは地表から2メートル程度にとどまっているが、並行して進めている潜行捜査の結果次第では、さらに掘り下げる見通しだ。

連行された断層は事情聴取を受けている。その供述内容が断層の右側と左側で微妙にズレ始めていることから、地質学者らは強制排除が活断層を逆に刺激する恐れもあると、懸念を深めている。

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