ベンザブロックに「赤」追加

武田薬品工業が5日、感冒薬の「ベンザブロック」シリーズに、虚偽の感冒症状に対応した「赤いベンザ」を追加し、発売した。年間のべ1400万人がかかるといわれるウソ風邪に対応した初の市販薬だ。

ベンザブロックシリーズは従来、鼻水・鼻づまりに対応した「黄色いベンザ」、のどの不快な症状を緩和する「銀のベンザ」、発熱を抑える「青いベンザ」の3種類から構成されていたが、武田薬品のお客様相談室には「ウソの風邪に効くベンザはないのか」との問い合わせが数多く寄せられていた。

新たに開発された赤いベンザはでんぷんを固め、赤い糖衣でくるんだ錠剤。風邪の諸症状を治療する効果も、ビタミンを補給する効果もないが、販売前に薬剤師からの商品説明が義務づけられた「第一類医薬品」指定を取得することで、リアルな薬品フィーリングを演出している。

三連休の最終日となった8日、都内のドラッグストアで開かれた販売イベントには、翌日の登校や出勤を考えただけで憂鬱になった多くの健康な人が、これみよがしに厚いどてらを着込み、頭に氷嚢をのせて集合。コンパニオンから「あなたの風邪はどこから?」と尋ねられると「弱い心から」と答え、「赤いベンザ」を買い求めていた。

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