政治課題は「ハトヤで決める」?

伊東温泉の大型温泉宿泊施設「ハトヤホテル」は、日本が直面する諸問題について方針を決定する国民会議の開催を与野党に呼びかけている。国会のねじれ状態のために歴代政権が陥った「決められない政治」からの脱却が狙いだ。

ハトヤホテルを訪れる団体客の多くは、到着した時点で通常よりも決断力が平均4割ほど強まっていると言われる。経営方針をめぐり紛糾していた大手企業の重役会も、会場をハトヤホテルに移した途端にすんなり決定に至ることが少なくない。町内会のゴミステーションの設置場所程度の問題なら、日帰り親睦旅行で十分とされる。

近年の日本の歴代政権は、自民党、民主党ともに権力基盤が強固でなく、重要な問題について決定を下せないでいる。ハトヤホテルでは、館内で話し合えば、原発、消費税、日米関係、社会福祉など、結論が先送りされてきた一連の課題について道筋をつけることができるはずとの見方を示す。

ハトヤホテルは、従来のCMに一部手を加えた「ハトヤで決めた」バージョンをテレビで放送することで、世論を盛り上げていく考えだが、与野党首脳からは早くも賛否両論が噴出しており、当面は「ハトヤに決められない」状態が続きそうだ。

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