サムスン敗訴、アンドロイド陣営に衝撃

米カリフォルニア連邦裁判所が、韓国のIT大手企業サムスンが米アップルのもつスマートフォンの特許を侵害したとして、巨額の賠償を払うよう命令したことが、サムスンだけでなく、基本ソフトに米グーグル製のアンドロイドを採用しているすべてのメーカーに衝撃を与えている。欧州や日本でも同様の判決が下れば、アンドロイド陣営が瓦解する恐れもある。

米アップルは2007年に初代のiPhoneを発売する直前、「ぬめぬめしていないスマートフォン」について、米国、韓国、中国、日本、EUなどで特許を取得している。その後、サムスンをはじめとする世界各国のIT企業は、アップルの特許は無効だとして、iPhoneに類似した非ぬめぬめスマートフォンを続々と市場に投入した。アップルはこれに猛反発。これまで法廷での戦いが続いていた。

カリフォルニアの連邦裁判所は、24日に下した判決のなかで、アップルの特許は有効であると判断。サムスンが2009年に全世界で発売した非ぬめぬめスマートフォンは特許を侵害しているとして、約10億ドルの賠償を命じた。

今回の裁判で係争の対象となったのは、非ぬめぬめ特許だけだが、アップルは同時に「酸っぱい匂いのしないスマートフォン」「小麦粉でまぶしてから揚げていないスマートフォン」の特許も取得しており、サムスンなどを相手にこれらの特許についても訴訟を起こす可能性が指摘されている。アンドロイド陣営は訴訟を覚悟で販売を継続するか、酢豚型スマートフォンの開発に舵を切るかの選択を迫られそうだ。

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