「社会契約」はでっちあげ シミュレーションで判明

ロンドン大学が行ったシミュレーション実験で、17世紀に政治思想家のホッブズが唱えた「社会契約」がウソだったことがわかった。現代社会の政治システムの理論的裏付けが崩れたことで、今後各国で大規模な政治変動が発生する可能性もある。

ロンドン大学では、万人が万人に対して刀や銃などを用いて闘争をしかけるネットゲームを開発。学生500人にルールや目的を明らかにしないまま使用させたところ、ほとんどの学生は退屈して5分以内にログオフし、一部の政治学者が想定した殺りく行為は発生しなかった。

ホッブズはその著書『リヴァイアサン』のなかで、「万人の万人に対する闘争」こそが人間の自然状態であり、幸福のためには万人のもつ抵抗の権利を政府に譲渡する社会契約を結ぶべきであると説いた。この説はロックやルソーなど後世の政治思想家によって巧みに修正され、市民革命の理論的基礎となった。

しかしシミュレーション実験の結果、ホッブズの主張は根本から否定された。市民革命の正当性が崩れたことで、今後、フランスやドイツ、ロシアなどで王家や皇室が復活する可能性もある。ロンドン大学では、現代の社会で「万人の万人に対する闘争」は限定的であり、抵抗権譲渡の必要性は薄れていると指摘。今後は現実の政治システムからログオフする方法を探る方針だ。

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