金メダルなめ回して剥奪処分

国際オリンピック委員会(IOC)は、1日に決勝が行われた男子重量挙げ85キロ級で優勝したミハイル・ザルビドキー(ウクライナ)を失格処分とし、金メダルを剥奪すると発表した。表彰式のあと、報道陣に対してザルビドキーが見せた、金メダルをなめ回す行為がスポーツの尊厳を踏みにじったと判断した。

ザルビドキーはこの決定を不服として、国際スポーツ裁判所への提訴する方針。4日には代理人を通じて「これまで表彰式でメダルを噛む行為が黙認されてきたのに、舌先高速波動ベロベロ舐めがとがめられるのはおかしい」との声明を発表した。

IOCでは、2位以下の選手の順位をひとつずつ繰り上げる方針だが、銀メダルを獲得したエミリオ・ゴンザレス(メキシコ)は衛生上の懸念から新たな金メダルの製造を強く要望しており、ザルビドキーから剥奪された金メダルが回ってくるくらいなら銀メダルのままでいいとの意向をIOCに伝えた模様だ。

ロンドン五輪ではこのほか、女子砲丸投げで優勝したファティマ・サイード(チュニジア)が表彰式でふざけてくわえた金メダルを誤って飲み込んでしまい、その2日後、選手村にサイードの絶叫が響いたばかり。メダルをめぐってアスリートのモラルが問われる事態が相次いでいる。

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