宇宙戦艦ヤマト、新エンジンを搭載

 年内に公開予定の新作アニメ映画「宇宙戦艦ヤマト」に、ハイブリッド・エンジンが搭載されることが明らかになった。トヨタ自動車がエンジン換装を条件に制作費の一部を負担する。21世紀の自動車産業を大きく左右すると言われるハイブリッド技術が、23世紀にも影響を及ぼし始めた。

 1974年に初めてテレビアニメが放送され、その後何度かテレビや劇場版映画が制作された宇宙戦艦ヤマトシリーズでは、一貫して「波動エンジン」がヤマトの動力源となっていたが、科学的な合理性を持たない架空の技術との批判は最初にアニメ化されたころからあった。一方、ガソリンとモーターを組み合わせたハイブリッドは約10年前に実用化されており、リアリティは十分。環境負荷も軽く、ハイブリッド化を契機にロハス派の間でもヤマトへの関心が高まりそうだ。

 エンジン換装に伴い、ヤマトの主力兵器も波動砲からハイブリッド砲に交代する。高出力、高エネルギー効率、静粛性がハイブリッド砲の特長だが、頻繁な発射が宇宙環境に悪影響を及ぼすおそれもあることから、新作映画の劇中では発射前に環境アセス委員会が有識者の意見も聞いたうえで慎重な審査を行い、希少生命体の保護対策を十分に講じたうえで運用を行うことになりそうだ。

 トヨタでは最近発表したばかりの新型プリウスについて、家庭用の交流電源からの充電もできる「プラグイン型」の開発を続けている。ヤマトも2年後に公開予定の続編では、一度の充電で大マゼラン星雲までの航行が可能になるとみられている。

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