アニメの殿堂、構想を抜本的見直し

 自民党と公明党は補正予算案のうち、建設費117億円は無駄遣いとの批判が野党から出ている国立メディア芸術総合センター(通称「アニメの殿堂」)の計画について、内容を抜本的に見直すことを決めた。

 政府高官によれば、同センターの建設を主張していた麻生太郎首相も、次第に強まる批判を重く見て、ハコモノ施設ではなく、予算規模を大幅に縮小したうえで「殿堂のアニメ」を政府主導で制作するよう指示したという。

 これを受け文化庁では脚本家数人を集め、すでにストーリー作りに着手した。往年の名選手を顕彰する野球、ロボット、モータースポーツ、サッカーなどの殿堂が登場する群像劇とすることはすでに決まったが、描写の方法についてはスポ根もの、魔法使い少女もの、小動物もの、学園武闘もの、青少年向けお色気ものなどさまざまなアイディアが浮上しており、いまのところ流動的だ。

 アニメ評論家の人見輝氏は、「通常の殿堂だけでは登場人物の幅が狭すぎる。ストーリーに『激安の殿堂 ドンキホーテ』をどうからめるかが、作品の出来や日本の対外的なイメージを大きく左右するのではないか」との見方を示している。

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