住商巨額損失で新金融商品登場

住友商事の銅地金取引にからむ巨額損失で一躍世界の注目を集めたロンドン金属取引所(LME)で、新たに後悔の先物が取引されることになった。

「後悔先に立たず」という昔からの格言に従い、後悔は当日売買、即日決済の直物取引が原則とされてきた。しかし、住商、大和銀行、旧ベアリングス銀行などが商品、債券、デリバティブの取引などで巨額の損失を記録したことを受け、市場の関係者の間では、将来するであろう後悔をあらかじめ確保できるようなリスク回避の手段を提供するべきだ、との声が上がっていた。

今後は危険な取引に従事しているディーラーやトレーダーが、あらかじめ数ヵ月先、数年後の後悔を確保しておくことができるようになる。万一、予測が外れて巨額の損失が発生したとしても、すでに後悔していれば慌てなくてすむというしくみだ。

初めての立ち会いは17日、月曜日に行われる予定だが、日本の商社や銀行、生保が莫大な後悔を必要としているとの見方が強く、寄り付きの相場は1ジタンダ500ポンド以上になりそう。

住商、大和銀行の重役、および旧ベアリングス銀行の元経営者は、これまで後悔の先物取引がなかったことを悔やんでいるが、残念ながらこの悔しさは取引の対象にはならないという。

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