閣議中にめまい、閣僚数人を救急搬送

 6日午前中に開かれた閣議の途中、佐藤総務相、森法相、中曽根外相ら数人が突然「気分が悪い」「めまいがする」「吐きそう」などと体調不良を訴えて退席し、そのまま千代田区内の病院に救急車で運ばれ応急手当を受けた。いずれの閣僚もすぐに健康を回復し、昼ごろには職務に復帰した。

 突然の体調不良の理由は不明だが、石破農相は「メリーゴーランドが高速回転しているような気分だった」と語っている。麻生首相が求心力を失ったのに続き急速に遠心力を強めていることに、閣僚たちの三半規管が順応できなかったのではとの見方が、都内の耳鼻咽喉科医の間で強まっている。

 安倍、福田の各内閣では末期に求心力低下が伝えられたが、それでも退陣時に加速度換算で0.2ミリ毎秒毎秒程度の求心力を保っていた。麻生内閣の求心力はもともと「限りなくマイナスに近いプラス」(首相経験者)とみられており、鳩山由紀夫民主党代表の政治資金問題が表面化したことを受け、内閣発足以来久しぶりに10ミリ毎秒毎秒の大台を突破するのではないかとの楽観的な見方も出ていた。すでに求心力から遠心力に転じていたとすれば、都議選や総選挙への影響は必至だ。

 今後も遠心力増大が続けば、遠心分離効果で東国原宮崎県知事らとの連携を目指す模索する若手・中堅国会議員の動きが強まりそう。一方で当の麻生首相は、ぶら下がり取材のなかで「逆回転すれば遠心力を求心力に変えるのは簡単。そうは思いませんか」と、いつものように記者に反問し、平静を装っている。

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