遠山の金さん、別番組に差し替え

 CS局のサムライチャンネルは平日昼1時から放送している「遠山の金さん」を15日の放送分から別の番組に差し替えると発表した。視聴者から、登場人物の服装の乱れを指摘する声が相次いでいるため。今後はCS局だけでなく地上波テレビ局も、時代劇放送前の服装チェック強化を求められそうだ。

 サムライチャンネルが放送している「遠山の金さん」は、杉良太郎主演で1975年に制作されたシリーズ。劇中のお裁きのシーンで、杉の演じる遠山金四郎景元は長裃を履いている。この服装について先週から「裾を踏みつけているのはだらしない。あれでは腰パンと同じ」といった抗議が電話やメールで毎日200件以上寄せられるようになった。

 金四郎が片肌を脱いで桜吹雪の刺青をあらわにするおなじみのシーンについても「見苦しい。シャツの裾をきちんとズボンに入れていない最近の若者と同じではないか」といった苦情が殺到しているという。

 時代劇の服装について特に規定はなく、極端に長い袴のほか、一部の「くの一」が網タイツとロングブーツを着用するなど、事実上の野放し状態となっている。服装の乱れに対する批判的な声が強まるなか、テレビ局各社は「袴はくるぶしまで」「網タイツは1マス3ミリ四方以下」といった業界ルールの制定に向け検討を始めた模様だ。

 一部の視聴者からは、遠山金四郎に謝罪会見を開くよう求める声もあがっているが、金四郎が記者陣に対して「てめえらさっきから聞いてりゃ言いたい放題言いやがって」と逆ギレする恐れもあり、関係者は対応に苦慮している。

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