iPS細胞を活用、「美人再生」に大きな一歩

 室蘭医科大学の研究グループがマウスを使い、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、「こまた」を作り出す実験に世界で初めて成功した。近く開かれる日本再生医療学会で発表される。

 日本では「こまたの切れ上がったいい女」という表現が長期間にわたり使われている。近年の遺伝子工学の進歩を受け、こまたに乏しい女性やその夫、恋人の間では、人工的なこまた再生への期待が高まっていた。

 室蘭医科大学の田岡武彦准教授らのグループは、マウスのゲノム情報を解析し、こまたの形成をつかさどる遺伝子を発見。これをマウスのiPS細胞に埋め込んで培養した。2週間でシャーレ上に長さ12センチ、重さ230グラムのこまたができたという。

 現状では、こまたはだらりと垂れ下がっている状態。岡田准教授は、「目標はあくまでも、こまたの切れ上がった状態。今後はゲノム情報をさらに分析し、切れ上がり遺伝子を発見したい」と意欲を見せる。

 池田祐司氏(西ヶ原大学教授)の話「iPS細胞をめぐる研究が、実用化の段階に大きく近づいたことを示す研究成果ではあるが、形成されたこまたをどこに移植すべきなのかは、なおも謎のままだ。今後の研究の行方に注目したい」

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