国会中継も中止の可能性

 NHKの福地茂雄会長が記者会見を開き、参院選の当選者やその秘書、選対幹部のなかから選挙違反で逮捕者が出た場合、秋の臨時国会の生中継を中止すると発表した。大相撲名古屋場所の生中継中止問題が国会にも飛び火したかたちだ。

 大相撲の野球賭博発覚を受け、NHKは名古屋場所の生中継をやめると発表したばかりだが、いまのところ逮捕されたのは13年前に引退した元力士(恐喝容疑)だけ。現役の相撲関係者から逮捕者がまだ出ていない段階での中止決定は、時期尚早ではないかとの声も出ていた。

 一方、国会では過去に選挙違反や政治資金規正法違反、強制わいせつ、弁護士法違反容疑などで数々の逮捕者を出すなど十分な「実績」をもつが、NHKでは国会審議の様子を長時間にわたって生中継してきた。大相撲の名古屋場所の生放送中止決定をきっかけに、公正な扱いを求める意見がNHKに多数寄せられている。

 名古屋場所についてはこれまでに、生中継の実施を求める大相撲ファンの意見が500件以上届いており、NHKは対応に苦慮しているが、国会中継の中止には全面賛成する意見しかなく、うれしい誤算となっている。

 今回の参院選では、公示前に全国各地の警察が行った警告が500件以上に達しており、選挙後に逮捕者が出るのは確実な情勢。状況次第では国会は召集を自粛するべきとの厳しい見方が広がる可能性もある。

カテゴリー: スポーツ パーマリンク