「実は私が最高齢」 お年寄り名乗り出る

 東京都内で最高齢とされていたお年寄りが所在不明であるたことが次々と判明しているが、練馬区役所に3日、区内で孫夫婦と暮らす丹保勝さんが「実は私が最高齢です」と名乗りでた。丹保さんの主張によれば、生まれたのは日清戦争が始まる4年前の1890年。年齢は120歳で、日本国内はもとより世界でも最高齢となる。

 練馬区が調査したところ、丹保さんについては旧北豊島郡練馬町に対し、1909年に死亡届が提出されており、以来101年間にわたって死者として扱われていた。丹保さん本人はなぜ死亡届が出されたのかよく覚えていないと語るが、地元の歴史に詳しいある人物は、丹保さんの一族が富農であることから、農地の相続をめぐるトラブルに巻き込まれた可能性もあると指摘する。

 丹保さんについては、昭和20年代から近所の住民から目撃談が区役所に寄せられており、民生委員が何度か丹保さん宅を訪ねていたが、同居する家族が「旅行に行っている」「本人が誰にも会いたがらない」などと釈明したため、区ではすでに死亡したのは間違いないとの判断を下していた。

 丹保さんが名乗りでたことで、練馬区は死者の再確認を迫られている。福祉課の関係者は「1910年に誕生した人について、死亡届に不審な点がないかどうかとくに入念にチェックを行うことで、100歳記念品の贈り漏れがないよう万全を期したい」と語る。

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