金正恩氏、文学賞獲得が確実

 北朝鮮の「労働新聞」は5日、金正日総書記の後継者とされた三男の金正恩氏のこれまでの業績を詳細に紹介する特集記事を掲載した。権力の継承に向けて、「金王朝」の権威を高めるのが目的とみられる。

 記事によれば、スイスで育った正恩氏は帰国後、すぐにサッカーで才能を開花させ、金正日杯高校生サッカー選手権全国大会で1回戦から決勝戦までの4試合で合計24得点を挙げてチームの優勝に貢献。北朝鮮1部リーグのスカウトたちも正恩氏には注目していたという。

 しかし正恩氏は名門の平壌大学に進学。眉目秀麗な正恩氏はすぐにモデルとしても活躍するようになり、やがて北朝鮮の人気テレビ番組「自主仮面」の主役に抜擢され、国民的な人気を得た。卒業後に電撃結婚。相手の実力派歌手は闘病中で、妻の体調を気遣う正恩氏の優しさが人民に感銘を与えたという。

 「労働新聞」によれば、現在、正恩氏は正体を隠して「千里馬文学賞」に応募中で、近く審査結果が発表される。記事は「偉大なる祖父、父から受け継いだ千里慧眼の英知をもってすれば、大賞の獲得は間違いない」と断言し、あわせて受賞記念式典の準備に余年がない平壌市民のようすを写真で紹介している。

 記事が紹介する正恩氏の足跡は日本のあるタレントに酷似しており、外交筋は北朝鮮当局がこのタレントのプロフィールを参考に正恩氏のあゆみを捏造したとの見方を強めている。正恩氏が文学賞の賞金2億ドルを辞退するかどうかに、国際社会の関心が集まりそうだ。

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