プリウスに新モデル追加

 トヨタ自動車は、走行機能を省いて発電機能だけに特化した新型車「プラグアウト・プリウス」を4月に発売する。これまでのプリウスで蓄積した技術を活かして、発電事業にも参入する方針だ。

 プリウスはガソリンエンジンと発電機、バッテリーとモーターを併用することで、従来のガソリン車よりも大幅にエネルギー効率を高めたハイブリッド車。09年冬からは家庭用電源からの充電も可能な「プラグイン・プリウス」のリースも展開してきた。

 新開発されたプラグアウト型はこのプラグイン型の改良版。充電用のコンセントの代わりに、電力供給用のコンセントを備えており、冷蔵庫、ホットプレート、洗濯機などの家電製品を駆動することが可能だ。ハンドル、座席、カーステレオ、カーナビ、ワイパーなどは通常のプリウスと同じで、乗り込むことはできるが、タイヤが装備されていないため走行はできない。

 トヨタ自動車ではプラグアウト型の売れ行きを見極めたうえで、今年秋をめどにプリウス数十台を連結した発電プラントを試験的に設置。結果が良好ならより大規模なプリウス発電所を建設したいとしている。

 ただ、プリウスに接続したIHコンロで素麺をゆでた場合、現状では燃費は3.5キロメートル/リットル程度にとどまっており、調理性能を走行性能なみに高められるかどうかが売れ行きを左右しそうだ。

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