「平成って呼ばないで」たいらせいさんが改元呼びかけ

 約23年間にわたって使用されている元号「平成」について、四国地方に住む50代の男性「平成」(たいら・せい)さんが、内閣府や宮内庁、マスコミに変更を求めている。関係者は平さんの主張に一定の理解を示しながらも、元号法が定める「一世一元の制」の関係上、改元は難しいとみている。

 日本の元号が「昭和」から「平成」に替ったのは平さんが30代だったころ。事前に政府から打診や問い合わせなどはなく、新元号には驚いたものの、読み方が違うことから抗議はしなかった。しかし新しい元号が社会に定着するにつれて平さんの氏名を誤読する人が急増。「銀行や市役所、病院で自分の順番が回ってくるたびにクスクス笑いが起き、恥ずかしい思いをしてきた」(平さん)

 最近では「平成ノブシコブシ」や「Hey! Say! JUMP」など、元号やそれに類似した言葉を冠した芸能人のグループ名も増加。平さんが困惑する場面も増えている。平さんは役所や新聞社、テレビ局などに改善を求めてきたが、そのたびに「23年前に新元号を発表した担当者がすでに他界しており、いまわかる人がいない」などと門前払いされてきた。

 平さんは今後も、粘り強く改元を求めていく考え。並行して、フォントデザイナーとして平さんが制作した「平成明朝」「平成ゴシック」「平成丸ゴシック」については、「平成」を正しく「たいら・せい」と読むよう、パソコンソフトメーカー各社に働きかけていく方針だ。

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