センター試験受験生お手柄、携帯でミス防ぐ

 14日に始まったセンター試験のうち地理歴史と公民で、問題用紙の配布ミスが相次いだ。都内の試験会場では受験生が携帯電話で密かに外部に連絡。ヤフー知恵袋で正しい配布方法を調べて監督者に伝え、短時間のうちミスを是正させた。

 地理歴史と公民では今回の試験から問題の選択方法が変更されたが、一部の会場で監督者が問題用紙の配布方法を正しく理解しておらず、約3000人の受験生に影響が出たとみられている。地理歴史・公民の試験が始まったのは朝9時30分。その5分後に受験生が携帯電話を通じてヤフー知恵袋に「センター試験で配布された問題が地理歴史・公民のうち1冊だけ。これってミス?」との質問を書き込んだ。

 「大学入試センターの公式ページで確認しましたが、明らかにミスです。すぐ監督者に伝えましょう」との解答が登録されたは2分後。その直後、都内のある会場では受験生が手を挙げて、もう1冊の解答用紙を配るよう監督者に求めたという。

 試験会場への携帯電話の持ち込みを厳しく禁じた規定によれば、この受験生は退室を命じられるところだが、監督者は受験資格喪失のリスクを顧みない勇敢な行動を重視して受験の継続を認めた。文部科学省もこの受験生の行動を高く評価しており、近く文科相名で表彰することも検討している。

 今回の配布ミスは過去に前例のない大規模なもので、受験者や親からは、問題用紙配布方法について事前に監督者への十分な説明を行わなかった大学入試センターへの批判が高まっている。監督者が試験開始時間ぎりぎりになっても正しい情報を入手できるよう、携帯電話の持ち込みとヤフー知恵袋へのアクセスを認めるべきだとの主張が高まる一方で、すでにヤフー知恵袋には大学入試センターの関係者とみられる人物から「監督者が試験開始時間ぎりぎりになっても正しい情報を入手できるよう、携帯電話の持ち込みとヤフー知恵袋へのアクセスを認めるべきでしょうか」との質問が投稿されており、論議を呼びそうだ。

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