ワイプ画面にはさまりレスキュー隊出動

 22日昼ごろ、NHKの番組に出演していたタレントの渡辺徹さんがテレビ画面隅のワイプ画面にはさまって動けなくなる事故があった。レスキュー隊が出動したが、午後2時ごろに渡辺さんは救出されけがはなかった。渋谷警察署などが番組スタッフから事情を聞いている。

 NHKではこの日の昼0時20分から「ひるブラ『冒険!白銀の世界をトレッキング~群馬県みなかみ町~』」を放送。番組の内容はみなかみ町からの中継が中心だったが、東京のスタジオにいる渡辺さんはコメンテーターとして画面片隅のワイプ画面の中に終始映しだされていた。

 従来から「ひるブラ」では、ワイプ画面枠を太く縁取りする演出手法を採用している。渡辺さんは0時34分ごろ、みなかみ町から送られてくる映像に強い関心を示して枠の外側に上半身を乗り出したが、枠が小さすぎて腰や脇腹に食い込んだ。その直後にワイプの大きさを調整する機器が故障したため、そのまま出ることも戻ることもできなくなった。

 0時45分に連続テレビ小説「カーネーション」が始まってからもこの状態が続き、聡子(安田美沙子さん)のデザインした服が極端に丈が短いことに激怒する鳥山(末成由美さん)も、落ち込んだ聡子をなだめる糸子(尾野真千子さん)も、だんじり祭のために帰省してきた直子(川崎亜沙美さん)も、左下画面で苦しむ渡辺さんから目を離せない異例の展開となった。

 NHKからの要請を受けて東京消防庁のレスキュー隊が出動。ワイプ枠をジャッキで広げようとしたが失敗したため、NHKの食堂にあった食材を渡辺さんの全身に塗り、体を滑りやすくしてからワイプ枠の向こう側に押し出した。

 渡辺さんは無事。「これまで生きてこられたのも、これから生きていけるのもマヨネーズのおかげ」と、落下先の衆議院第一委員会室で語った。

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