「平均」の取り違え、国語学者の調査でも判明

 日本国語学会が行った調査で、大学生の約25%が「平均」の意味を取り違えている実態が明らかになった。平均の数学的な概念については、日本数学会の調査でほぼ同じ比率の大学生が誤解している実態が浮き彫りになったばかり。日常会話で使われる「平均」の意味にも影響が及んでいる状況に、国語学者は危機感を募らせている。

 都内のある私立大学に通う大学生は「自分はまあ、平均的なほう。たとえば髪型とか」と面接調査のなかで回答したが、この大学生の髪型は左右の髪を残し、頭頂部だけを剃った逆モヒカン。同じ大学に逆モヒカンの学生は8人しかおらず、平均的とは到底呼べなかった。

 中部地方の公立大学の大学生は「ぼくの食べる量は平均的な水準だと思う。たとえばビスケットなら一箱くらい」と述べていたが、その後調査員がこの大学生の自宅を調査すると、24枚入りの「一箱」を2ダース入れたダンボール製の「一箱」が1200個積載された40フィートコンテナが「一箱」見つかった。

 一方で、「平均」のもつ本来の意味に回帰する動きのあることも今回の調査で初めてわかった。「服装で目立つのはいや。できるだけ平均的な衣類を心がけている」と語る東北地方の女子大生は、右上半身がリクルートスーツ、右下半身がジーンズ、左上半身がセーター、左下半身がスウェットだった。親しい友人4人の前日の服装を4分割してから縫い合わせた自信作だという。

カテゴリー: 教育 パーマリンク