巨人軍ベンチから会長室へ、試合中に逐一連絡?

 朝日新聞は19日の1面トップ記事で、巨人が使用する東京ドーム1塁側ベンチに備え付けられているインターホンが、リリーフ投手が投球練習を行うダグアウトではなく、渡邉恒雄読売新聞グループ本社会長の執務室につながっていると報じた。巨人や読売新聞は報道内容に反発しており、朝日新聞との対立が一段と激しくなりそうだ。

 球場のベンチにはダグアウトとの連絡用にインターホンが取り付けられており、マウンド上の投手の調子やゲームの進行状況に応じて、リリーフ投手に肩慣らしを指示するのに利用されている。朝日新聞の報道によれば、東京ドームでは数年前、ブルペン側のインターホンが取り外され、グループ会長室に取り付けられたという。

 朝日新聞は最近まで球団にいた元幹部の話として、「負けゲームではテレビで観戦している渡邉会長から、原辰徳監督を叱責する連絡が試合中によく入っていた。統一球導入で打撃成績が低迷、抑えも不調が続いた2011年のシーズンは、インターホンを通じて原監督にどなり散らす声が、受話器から漏れてベンチ全体に鳴り響くことが多かった」と伝えている。記事は「グループ会長に逐一報告しなければならないとしたら、チームの采配に集中できない」と、原監督への同情でしめくくられている。

 これに対し読売新聞は翌日の朝刊で「インターホンは会長執務室から東京ドーム1塁側への単方向型。渡辺会長が現場からの説明に耳を傾けないのは球界の共通認識であり、記事はずさんな取材に基づくものと言わざるを得ない」と反論。さらに会長室のインターホンは破損が激しいために年数回交換されていることを明らかにし、「原監督だけに同情するのはバランスを欠く」と、朝日新聞の報道姿勢に疑問を呈している。

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