学生個人情報また紛失

 秋田情報大学(男鹿市)は21日、学生2389人の氏名、住所、健康診断の結果などを記録したファイルが、学生課が管理しているUSBメモリ内で行方不明になったと発表し、学長名で全学生に陳謝した。同大学では今年に入ってからデータ紛失が相次いでおり、ずさんな情報管理体制に批判が集まっている。

 秋田情報大ではUSBメモリの紛失に備えて、フォルダ名、ファイル名とデータ内容を暗号化する高度なシステムをあらかじめ運用していたが、先週、学生課職員が個人情報をUSBメモリに移すさいに登録したパスワードを忘れてしまったため、どのフォルダに入っているどのファイルが個人情報を記録しているのか分からなくなった。

 急きょ、研究用の高性能並列処理コンピュータで暗号化されたファイルを復元するシステムを開発したものの、解析には膨大な計算が必要であることから、これまでに復元できたのは「情報管理の心得.docx」だけにとどまっている。全面的な復元のためには正しいパスワードの入力が不可欠とみられ、学生課では情報管理を担当していた職員に生年月日、電話番号、初恋の人の名前など、手がかりになりそうな情報の申告を求めているものの、この職員は大学の情報管理体制に不安があるとしてこれを拒否している模様だ。

 同大学では、 USBメモリを紛失したわけではなく、学外に個人情報は漏れていないと説明しているが、万一に備えてUSBメモリをパソコン本体に、パソコン本体をパソコンデスクに、パソコンデスクを建物の鉄骨に溶接する工事を近く行うことにしている。

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