国際宇宙ステーションひとくちメモ

 国際宇宙ステーション(ISS)の巨大な太陽電池は、宇宙飛行士の生活や実験に必要な電力を十分に供給することができるが、太陽の角度によっては過大な出力で回路や電池が破損するおそれがある。余剰電力を安全に放出するためには、船外に取り付けられた高輝度ネズミ型ネオンサインと、大出力で「エレクトリカルパレードのテーマ」を放送するパラボラアンテナが欠かせない。

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 宇宙空間での恒久的な生活のためには、遅かれ早かれ「宇宙空間による性生活」という課題に直面しなければならない。過去には狭い宇宙船の空間の中で男女の宇宙飛行士が一緒に過ごしたことが何度もあるが、カメラやマイクを通じて地上から監視されていたためか、性交渉には至らなかった。一部の専門家からは、将来は一時的にカメラやマイクを遮断してみてはどうかとの意見も出ている。(脈拍や血圧の監視や、打ち上げ時と同様のカウントダウンは行われる見通し。)

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 今回のミッションで注目されるのは、宇宙飛行士の尿を回収して浄化し、飲み水として使えるようにするシステムが設計通りに作動するかどうか。多重濾過システムや新開発のフィルターを通せばどんな尿も無味無臭にできるとされているが、乗組員たちの間では、1961年ボルドー出身のフランス人宇宙飛行士の尿を浄化したものをまず試飲してみることで暗黙の了解が形成されている。

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 無重力環境に置かれることで頭痛や吐き気、めまい、むくみなどに悩まされるいわゆる「宇宙酔い」は、ISS内での運動や、生理学的な適応により徐々に緩和するが、ミッションを終えた宇宙飛行士が地球に帰還後、酩酊状態で食卓をひっくり返し、「メシなんかいらねえっ。宇宙だ! 宇宙買ってこい!」と叫んで家族を狼狽させる「宇宙中毒」への対策はまだまだこれからだ。

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