高速道路逆走に抜本的な解決策

 東日本高速道路は全国の高速道路で逆走事故が多発していることを受け、逆走専用道路の建設を計画している。これまで逆走防止のためにさまざまな対策を講じてきたが、逆走行為を完全に阻止することはできないと判断し、あえて常識に逆行する手段を採用することにした。

 高速道路での逆走事故は06~08年、連続して900件を超えており、そのうち毎年数十件が人身事故となっている。事故を起こしたドライバーの多くには、エスカレーターで逆走したり、下水を逆流させたり、リモコンのスイッチをプラスマイナス逆に入れたり、親父の逆鱗に触れたりした「前歴」があることから、逆走事故はドライバーの性格によって引き起こされるとの見方が強まっている。

 このため東日本高速道路では現在計画中の高速道路の一部区間を逆走専用とし、ドライバーの潜在的な逆走欲求を満たすことで通常区間の事故を減らすことにした。逆走区間を逆走する車両にはどう対処するのか、逆走区間をバックで逆走する車両は逆走なのか順走なのかといった細部については、これから詰めるとしている。

 高速道路営業規則によれば、ある料金所から別の料金所までを逆走した車両には通行料金を払い戻すことになっており、東日本高速道路の収益への打撃を懸念するむきもあるが、「土日1000円乗り放題」の結果、ETC取り付け車両への払戻額はどこまで行っても1000円に抑制される見通し。カー用品専門店ではETCの返品を求める人が長蛇の列を作っている。

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