東京内部での五輪誘致も白熱

 東京都墨田区は14日、2016年の夏季五輪招致を目指すと正式に発表した。今年秋のIOC総会での開催都市決定に向けて、23区や多摩地域の自治体による誘致合戦も白熱しそうだ。

 区役所の示した「すみだオリンピック」構想によれば、開会式や水泳、テニス、ポロなど一部の競技は区民のスポーツのメッカ、錦糸公園で行うが、大部分の競技は両国国技館を会場とする。区の幹部は「土俵上での重量挙げ、まわしを着用しての新体操、ビーチバレー整地係の背中の『なとりの珍味』のロゴなど、競技の新しい魅力を開拓できるはず」と自信を示す。

 あるJOC委員は、国立代々木競技場をもつ渋谷区が最有力であることに変わりはないとしながらも、ほかの区による熱心な誘致活動にも関心を寄せる。なかでも全国の場外馬券売り場で臨場感あふれる中継を楽しめる「品川トゥインクル五輪」、近年の五輪にはなかった公式マスコットの強烈な個性が魅力の「あだちん五輪」が注目株だ。

 ただ、五輪の成否がどれだけの収入を確保できるかにかかっているのも事実。東京が開催地に選ばれたとしても、結局はマクドナルドやコカ・コーラー、ナイキからのスポンサー料を得やすい「横田基地治外法権五輪」で決着するとの観測もある。

カテゴリー: スポーツ パーマリンク