シュワルツネッガー知事、栄養ドリンク服用認める

 アメリカ・カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツネッガー知事は、1990年代の初頭に日本の栄養ドリンクを服用していた事実を初めて公式に認めた。アメリカのスポーツ界、芸能界に吹き荒れる栄養ドリンク服用疑惑の嵐が、芸能界、政界にも飛び火したかたちだ。

 日本の栄養ドリンクについては、米薬品医薬品局(FDA)が3年前に調査を行った結果、現在大リーグで活躍している日本人人気選手、米プロゴルフツアーに参戦している日本人選手、欧州の映画祭での受賞実績が何度かある日本人の映画監督(元漫才師)などが服用していた事実が判明しているが、アメリカで自国人の栄養ドリンク汚染が確認されるのはこれが初めて。

 シュワルツネッガー氏は俳優として多くの作品に出演していた1990年、十数億円とも言われる大型契約を結んでこの栄養ドリンクのCMに出演した。テレビのニュース番組に出演したシュワルツネッガー氏は、「多額のギャラをもらったのでプレッシャーがあった。若く愚かだった」と釈明した。

 俳優になる前のシュワルツネッガー氏についても、薬物やプロテインの大量摂取で筋肉を増強し、ボディビル世界チャンピオンになったと疑惑がささやかれていた。今回、俳優としてのエネルギッシュな活動も栄養ドリンクに支えられていた疑いが新たに浮上したことに、全米は衝撃を受けている。

 シュワルツネッガー氏は次の知事選にも出馬する意向といわれるが、たとえ再選されたとしても勝利宣言のなかで示すVサインに他意があるのではないかとの憶測を呼ぶのは必至。求心力の低下は避けられそうもない。

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