「人民解放軍の胃袋」

中国政府は十七日、「人民解放軍の胃袋」と題する、兵士の食生活に関する白書を発表した。人民解放軍の兵士が連日スタミナ料理を食べて、他国への侵攻に備えているとの「中国脅威論」を打ち消すことが狙いだとみられる。

白書によれば、中国全土の人民解放軍の兵士、約三百万人の十六日の食事は、▽ラーメンが三百二十三万五千六百三十二杯、▽焼き餃子が千五百二十三万五千八百七十九個、▽酢豚が三百八十五万四千六百五十二人分、▽士官用の北京ダックが一万二千三百五十六匹、などとなっている。このほか、四川省の人民解放軍付属雑技団パンダ隊には二トンのササが割り当てられた。

白書は材料の量などに関し、▽麺は万里の長城の三十四倍、▽スープは黄河三本分、▽小麦粉はゴビ砂漠の砂と同じ量、▽食後のゲップは上海市の一冬のガス需要をまかなうのに十分な量、とのデータを明らかにしている。

白書は、人民解放軍の兵士がバランスの良い食事を取っており、必要以上に精力を蓄えている事実はないと強調している。米国防省は近く試食を要求する構えだが、中国政府はかねてから「ただ食いは認められない」との強硬な姿勢を崩しておらず、今後の米中交渉は難航が予想される。

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