プロ野球、新体制の構想固まる

 プロ野球のオーナー会議が6日に都内で開かれ、来シーズンから巨人のみの1球団制でペナントレースを戦うことが確定的となった。巨人との試合で観客を増やしたいとするパ・リーグの各球団と、巨人との試合が減るのは受け入れられないとする巨人以外のセ・リーグ球団が歩み寄ったかたち。これにより来シーズンの巨人は、今年を上回る「史上最強打線」となる公算が強まった。

 両リーグ事務局から提出され、コミッショナー会議で了承された案によれば、来シーズンはすべての球団を「巨人」と呼び、チームの勝敗にはこだわらず、奪三振、防御率、ホームラン数など個人成績だけを競うようにする。従来の一軍、二軍だけでは他チームの選手を吸収しきれないことから、一~十二軍として試合を行い、年間成績に応じて翌シーズンの順位を入れ替える。なお、来年の十二軍の選手寮は横浜または神戸に設けられる案が有力だ。

 この改革がドラフト制度にも大きな影響を及ぼすのは必至。逆指名の有無やくじ運のよしあしに関わらず、巨人に入団することは確定的であるため、ドラフト会議直後の記者会見では、有望選手が軒並みガッツポーズを見せることになりそう。「元巨人」を名乗れるようになる解説者も、この決定を軒並み歓迎している。

 テレビ局各社も統合に賛成している。かつては20%以上が確実だった巨人戦のナイターの視聴率も、最近では10%台に低迷。1球団制の導入で、東京ドームの巨人対巨人、甲子園球場の巨人対巨人、福岡ドームの巨人対巨人の3試合だけでも、合計視聴率20%以上は確実との見方で関係者は一致している。

 阪神、西武、ダイエーなど人気球団のファンも、来年からは巨人ファンに組み入れられる。一方、アンチ阪神、アンチ西武、アンチダイエーなどが、すんなりとアンチ巨人への変身を受け入れるかどうかは不透明な情勢だ。

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