四国と本州で初の合併構想

岡山県笠岡市議会と香川県詫間町議会は2日、合併協議会の設置を決定した。市町村合併がブームになっているが、海を隔てた合併構想が浮上するのはこれが初めてだ。

ほとんど交流のない二つの地方自治体が突如として合併に向けて動き出したのは、国土交通省がこのほど結果を発表した地殻変動調査で、笠岡市が南に向かって年2ミリ、詫間町が北に向かって年1ミリの速さで移動していることが明らかになったため。GPSやレーザー光線といった技術の進歩で、高精度の測定が可能になった。

笠岡市と詫間町では現在、体育館や図書館など公共施設の建設が進められているが、5000万年後には施設が重複し、税金の無駄遣いを指摘されるおそれがある。このため双方の自治体では今後、合併協議会を通じて社会資本建設の調整を行う方針だ。主要な幹線道路についても、合併時にきちんと整合するよう、工事の精度を高めたいとしている。

笠岡市役所と詫間町役場によれば、合併予定日は50002002年の12月2日。双方の中学校のブラスバンドが音楽を奏でるなか、テープカットや両自治体の代表挨拶、住民同士の握手などが行われる予定だ。

なお、香川県内のほかの地方自治体は岡山県との合併に消極的な姿勢を示しており、近く県庁では徳島県に対し、県境を南側に年1ミリずつずらし、太平洋に面した南側の海岸線を同じペースで埋め立てるよう提案することにしている。

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