八代亜紀、航空業界でもシェア1位

 国際航空運送協会(IATA)が行った貨物機操縦席音楽調査で、日本の演歌歌手・八代亜紀のシェアが50%を上回ったことが明らかになった。陸運、海運分野では1990年代前半からトップシェアを維持しており、これで「陸海空制覇」を果たしたことになる。

 当初、日本のトラック運転手に限られていた八代亜紀のファンは、1980年代後半から日本に乗り入れる貨物船の外国人乗組員へと広がり、その後、各国のトラック、貨物列車の運転席でも八代亜紀の一連のヒット曲が流れるようになった。従来、イージーリスニングが支配的だった貨物機の操縦席も、いまでは眠気防止の効果があるとされる八代亜紀の歌声に包まれていることが多い。陸海空合わせた八代亜紀の輸送実績は昨年、709億キロ・トンに達し、いまや世界のロジスティクスの大黒柱的存在だ。

 「船長、航海士から一般の船員にいたるまで、ヤシロのファンは多い。最近ではデビュー直後のシングルにも人気が集まっており、カラオケとあわせて購入する人が多いようだ」と、タワーレコード・パナマ運河店店長、マリオ・ゴンザレスさんは語る。

 その八代亜紀は現在、セルフカバーを録音中だ。来年の秋に欧州宇宙機関が開発した国際宇宙ステーションの実験モジュールが打ち上げられるさいには、管制室で「ダンチョーネ」(「舟歌」のイタリア語版)が流れることになっている。

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