イラクが竹製兵器を大量生産

 イラクで武器査察を行っている国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長は22日に現地で記者会見を開き、バグダッド郊外にある地下工場で大量の竹製兵器を発見したと発表した。米政府はこれが「安保理決議への重大な違反」に該当すると判断、ペルシャ湾に展開している米海軍の空母に攻撃準備を命令した模様だ。

 消息筋によれば、地下工場では竹5万本以上が加工され、先端が斜めに切られて刃物のような形状になっていた。足腰を鍛えた民衆がこの竹で敵軍の兵士を突けば、深い傷を負わせることも可能だという。この工場からは、1940年代前半に東アジアで撮影されたとみられる、竹製兵器の訓練風景を撮影した白黒映画も発見された。工場の壁にはアラビア語で「鬼、畜生のようなアメリカ人とイギリス人」「欲してはならぬ、戦争に勝利するまでは」「月曜日の次は月曜日、金曜日の次は金曜日」といったスローガンが掲げられていた。

 ジェーン軍事年鑑によれば、近年、イラクを含む発展途上国では、竹を材料にした兵器の増産に取り組んでいる。製造と取り扱いが容易であること、竹の成長が早いことに加え、裸足で踏むとふくらはぎの疲れを癒す効果があるためだ。このほか、世界各国で自然保護への関心が高まったことから、地球にやさしい竹製の兵器を使えば米国や欧州でも支持を得られるとの期待が背景にある。

 米国務省はX線を通し、テロ警備体制を無力化する可能性のある竹製兵器の製造や使用を従来から強く批判しており、今回の発見を受けてEUやロシアに対して軍事行動に賛同するよう呼びかける見通しだ。この週末にも米空軍の攻撃機からイラクの防空レーダー設備に対し、レーダーに映らない竹製ミサイルが発射され、大規模な軍事行動が始まる公算が強まっている。

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