天気予報の語尾見直しへ

 気象庁は天気予報の的中確率が長期的に上昇する傾向にあることから、予報のなかで使われる語尾の表現を見直すことを決めた。これまでは「でしょう」で終わることの多かった天気予報の表現の幅が広がりそうだ。

 NHKによれば、昨年、気象庁の予報官が放送のなかで明らかにした予報のうち、72%は「雨が降るでしょう」「晴れるでしょう」といった「でしょう」型。18%は「強い風が吹きそうです」「お洗濯日和になりそうです」といった「そうです」型だった。昭和40年代まで多かった「~かもしれない」「~と断言することは誰にもできない」「これは、ひょっとするとひょっとするかも」「いやな予感がする」などの慎重な表現は、ほとんど使われなくなっているという。

 気象庁では、過去のデータから的中の可能性が90%以上の予報には、「でしょう」に代えて「雨が降ります」「晴れます」といった言い切り型でも問題はないとみている。確率がやや低い場合には「雨が降る↑」「晴れる↑」などの語尾上げ型肯定文で微妙なニュアンスを伝えたいとしている。また、的中の可能性が極めて高い場合には、雨、晴れなどの結論だけを、最高裁判所長官に言い渡してもらうことも検討している。

 なお、スーパーコンピュータによるシミュレーション技術の進歩で、従来は予測が難しいとされた、晴れている地域での突然の豪雨も、事前に警告することができるようになった。来年の夏ごろには「神奈川県南部の住民よ、おまえはもう、溺れ死んでいる」といった予報が人気を集めそうだ。

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