関空、サービス強化で挽回へ

 利用客の低迷に苦しむ関西空港は、巻き返しを狙って離婚サービスの強化を図ることになった。「成田離婚」と同様、「関空離婚」が定着するかどうかが航空業界や旅行業界の注目を集めている。

 空港離婚に関する正式な統計はないが、「離婚と言えば成田。ほかの空港では聞いたことがない」(法務省)。新婚旅行期間中に仲違いしたカップルが帰国直後に離婚することはほかの空港でも可能だが、知名度の低さも手伝って、関空離婚に踏み切った人は一人もいないのが現状だ。

 空港を経営している関西国際空港会社は、内外の航空会社や旅行客に利用してもらうためには成田にはないサービスの提供が必要とみている。近く大阪地裁に関空支部の設置を要請して、「日本人」「外国人」に並ぶ「離婚希望者」のカウンターを開く方針。パスポートと搭乗券を提出すれば1分以内に離婚できるようにしたいとしている。

 空港の案内カウンターには早くも、この秋から冬にかけて結婚を予定しているカップルが相談に訪れているという。関空会社では、年末年始の繁忙期には混雑する可能性もあり、出発前に手続きを済ませるのが確実と説明している。

 関空の「参入」宣言で今後、成田と関空の離婚競争が白熱するのは確実。しかし近隣諸国全体に目を移せば、一度に100人規模の集団離婚式を開催できる体制を整え、離婚ハブ空港を目指す韓国の仁川空港が一歩リードしている。

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