政治家本人の名義貸し発覚

 自民党の大坪権次郎衆議院議員が、地元で有力支持者の経営する企業に名義を貸していたことが、週刊誌の報道などから明らかになった。社会党代議士の秘書に続く名義貸しの発覚に、有権者からは非難の声が高まりそうだ。

 大坪氏は地元の熊本3区で、2000年1月から同年末まで「幸せ家造りの本間建設工業」権次郎、昨年は1年間にわたって「今日も出します取らせます駅前パチンコパーラー・ラッキー」権次郎を名乗っていた。昨年末には期限切れを迎えたため、現在は地元で使う名刺や事務所の看板に「広告募集しています。お問い合わせは電話でお気軽に」権次郎と記していた。

 大坪氏は12回連続当選のベテラン議員。地元での知名度は極めて高い。政界関係者は、大坪氏が選挙資金を確保するために名前の利用を思いついたのではないかと話している。一方、大坪氏の地元秘書、「冷え性、リューマチに効くもみじ谷温泉。無料送迎バス運行中」大介氏は、Jリーグやゴルフの大会名も企業名を含んでおり、政治家の名義貸しにも何ら法的、道義的責任はないとの見方を示している。

 民主党、自由党などは大坪氏を予算委員会に参考人招致するよう要求しているが、自民党は重要法案審議を優先すべきとして難色を示している。一方、大坪氏サイドは参考人招致を全国的な宣伝のチャンスととらえており、近く「麗しのレディと思い出のひとときを。クラブ黒薔薇」権次郎への正式な改名を役所に申請する方針だ。

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