フィギュア選手権、伊崎が2連覇

 日本フィギュアスケート選手権は二七日、女子の自由演技が行われた。優勝候補と目されていた高山百合(大宮スケートクラブ)は三回転半ジャンプで失敗したが、それ以外は無難にまとめて挽回、三位に入った。十一月の大学選手権で好成績を残した大田のぶ子(山梨体育大学)は、二回宙返り膝抱え二回ひねりには成功したものの、着地に失敗して顔面に大けが。果敢なチャレンジ精神に敢闘賞が贈られた。
 前日のショートプログラムで首位に立った西寺実香(東京海上)は二回転半からバイクによる乗用車二三台飛び越えを試みたが、最後の一台の屋根に後輪が接触して失敗。足の骨を三カ所折るなどの重傷を負った。それでも担架に載せられ退場するさい、笑顔で観客の拍手に応えるなど気丈なところを見せた。
 最年少の十二歳で本選出場を果たした飯田理佐(千葉学院付小)は、三回連続四回転から初めてのみそ汁作りに挑戦。ネギを切っている間に沸騰させてしまい失敗した。「回転には非の付けどころがなかった」(審判)だけに、火加減の誤りが悔やまれる結果となった。
 有力選手の失敗が相次ぐなか、ベテランの相沢尚美(南紀銀行)は二回転半、三回転半などを手堅く決め、高得点の期待が高まった。ところが演技の終了直前、ハンドル操作に失敗したタンクローリーが会場に突入して爆発炎上。現在も懸命の消火活動が続けられている。
 結局、優勝は昨年と同じ伊崎恵(氷面整備係)。長靴使用という慎重な選択が勝利を呼び込んだ。

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