ラグビー選手の7割、ストレス感じる

 日本ラグビー選手会が行ったアンケート調査で、国内のラグビー選手の7割が何らかの心理的なストレスを抱えていることが明らかになった。プレー中の骨折や打撲が珍しくないラグビーの危険な一面はよく知られているが、選手の心の問題に焦点が当てられるのはこれが初めてだ。

 ストレスの原因のなかで最も多いのは、「突然後ろからぶつかられることがある」(32%)。身体の接触というラグビーの基本動作と、体と体の触れ合いを嫌う現代人の心理の狭間で選手たちが悩んでいる現状が浮き彫りになった。このほかの原因としては「突然左からぶつかられることがある」(28%)、「突然右からぶつかられることがある(22%)、「突然前からぶつかられることがある」(18%)などが多かった。

 ストレスを抱える選手のうち、将来への漠然とした不安を抱いている人の比率は68%。「予測がつかない」「どうなるのかわからない」「右に行くのか左に行くのかはっきりしてほしい」などと感じている人が多かった。ビリヤードで楕円形のボールを使用する実験でも選手が同じような不安を訴えたことから、識者はボールの形状に問題があるとの見方を強めている。

 ストレス発散の方法としては「人にぶつかる」が98%で最も多かったが、一方で「誰かに相談する」と答えた人も2%おり、ラグビー界に悪循環を断ち切ろうとする動きが生じていることをうかがわせた。ただし相談相手にカウンセラーを挙げた人は3%だけ。チームメートも4%にとどまり、いずれも真鍮製やかんの93%を大幅に下回った。

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