古代史再発見、古墳の名前に異説

 これまで「前方後円墳」であると考えられていた日本の古墳の大部分が、実は「後方前円墳」だったとの説がいま、学界で論議を呼んでいる。

 この説を発表したのは豪メルボルン大学のポール・サルター教授。豪国内で発行されている地図帳で奈良の古墳の位置を確認しているとき、日本国内での古墳名称が必ずしも正しくないことに気が付いた。

 日本の学界では、これまで通り「前方後円墳」とするべきだとの主張が大勢を占めているものの、「後方」が「末広がり」を連想させることから、「後方前円墳」を採用すべきとの意見もある。両者の折衷案として「右方左円墳」も浮上しているが、「左方右円墳」派と真っ向から対立しており、一本化は当面難しそうだ。

 市井の考古学ファンのなかには、名称に方向が含まれていることが混乱の原因になっていると考え、「オバQ型」と呼ぶよう求めている人もいるが、宗派の違いからか、広い支持を得るには至っていない。

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