サブちゃんファン大喜び

除夜の鐘の騒音被害が忍耐の限度を越えるかどうかをめぐり争われていた「大晦日騒音訴訟」の上告審の判決が、28日、最高裁判所であった。裁判長は原告側の訴えを全面的に認め、全国の寺院に鐘の使用を禁止する命令を下した。

昔は108回と相場が決まっていた除夜の鐘だが、近年は離婚の増加、受験競争の激化、円高の進行など、釈尊が想定していなかった煩悩が相次いで出現している影響で、鐘を鳴らす回数も増加傾向にある。今年は金融機関の経営破綻や天災、事件が相次いだため、都市部では1000回以上も鐘を鳴らす予定を立てていた寺院が多い。

寺院の周辺にマンションやビルが立ち並んでいることも、トラブルの一因になっている。昨年の大晦日の深夜、全国の110番には「子供が起きた」「集中して勉強できない」「紅白でサブちゃんが歌い終えた直後に鐘が一回鳴った。まるでノド自慢で失格になったみたい」といった苦情が多数寄せられたという。

今回の判決により、多くの寺院はカスタネットやトライアングルを代用品として使うことを余儀なくされそう。すでに電子音源を利用した「消音梵鐘」を購入して、コミュニティとの融和を目指しているお寺もある。

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