sinθのcosθ超え目前か──どうなる日本の夏

 摂氏41.1度───埼玉県熊谷市が23日に更新した日本最高気温の記録だ。気象庁が「災害と認識している」と説明した異常な状態は、今後もしばらく続く見通しで、熱中症などの被害拡大が懸念されている。「来年以降も気温が低下に転じる要素はない。日本の夏はこれからも急ピッチで気温上昇が続くのではないか」と、気象庁予報官の一人は不安の表情を浮かべる。

 今後の気候変動に注目するのが幾何学の専門家たちだ。

 「41.1度をラジアンに変換すると2/10πをやや超える程度。しかし、このペースが続けば、東京五輪のころには45度、つまりπ/4を突破する可能性がある」

 幾何学者が懸念するのは、それだけが原因ではない。θ=π/4だとすれば、cosθ=sinθだが、それ以上だとcosθ<sinθと、日本の夏では前例のない異常事態に陥ってしまうのだ。「温帯気候はcosθ>sinθ」という教科書の常識が、もはや通用しなくなる。

 別の研究者は分度器と定規を震わせながら語る。「tanθ>1という不測の事態に、いまから官民一体で備えるべきではないか」

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