「忖度」が小中学校の正式科目に

 文部科学大臣の私的諮問機関である「日本らしい教育を考える懇談会」は、「忖度(そんたく)」を正式科目として小中学校で教えるべきとの答申をまとめ、23日に文科相に提出した。早ければ平成32年にも教育現場への導入が始まりそうだ。

 答申は「近年空気が読めない人が増えてきたのは、親や上司、権力者などが指示を下す前にその意向を読み取って早めに行動する日本人の美徳『忖度』が損なわれつつあるのが原因」と指摘している。

 答申を受け取った松野博一文科相は「全面的に同意する。早急に忖度の授業で教える内容の検討に着手したい、と思ったらすでに文科省の役人が詳しい計画をまとめていた」と語り、文科省にいまも忖度の習慣が深く根付いていることを明らかにした。

 文科省の中堅幹部は匿名を条件に、ゆるキャラの「ソンタクん」を海外のイベントに参加させて、忖度のすばらしさを国際社会に向けて強くアピールしたいとの考えを示すが、この構想がどの有力者のどんなアイディアを忖度したものなのかが判明するまでには、しばらく時間がかかりそうだ。

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