首相が提案「尖閣ヤギを米国国民に」

 安倍晋三首相は、現地時間の10日に行われたドナルド・トランプ米大統領との会談で、尖閣諸島のうちの一つ、魚釣島で繁殖を続けているヤギに米国の国籍を与えるよう提案した模様だ。

 尖閣諸島が日米安全保障条約の対象となり、第三国に攻撃された場合に米軍が撃退すると両首脳が確認したことは、会談後に行われた記者発表のなかでも明らかにされているが、日本政府内にはこれでは不十分との声があった。トランプ大統領が安倍首相からの提案を受け入れ、魚釣島のヤギに国籍を与えれば、米軍が自国民保護を理由に軍事行動に乗り出すことが可能になる。

 魚釣島のヤギは1970年代に右翼団体が上陸したさい、緊急時の食料として島に持ち込んだものだが、草や木を食べながら繁殖を続けた結果、現在は数百頭まで増えていると言われる。大統領の側近は、イラン・イラク・シリアなど7ヵ国で生産されたヤギでなく、トランプ大統領の選挙期間中のスローガン「メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン」の最初の2文字を連呼することを条件に、提案の検討に前向きの姿勢を示す。

 尖閣諸島の領有権を主張している中国がこれに強く反発するのは必至。中国政府は近く、ヤギに関係強化を呼びかける習近平国家主席からの親書を送る方針だが、読まずに食べられる公算が大きい。

カテゴリー: 国際 パーマリンク